成長の実践

5章の概要

　この章では、日々の生活の中で、成長の道を積極的に歩むための道標を掲載しています。

　現在の自己の成長に必要となる知識と、知識を実践する方法を理解し、日常の生活へ活用/応用していくことで、成長の道程を着実に歩み続けられるようになります。

　「2章 世界の構造」、「3章 人の構造」、「4章 成長の構造」で気づき始めた世界の実相/生命の真相を土台として、実際に成長の道程を歩むための地図となります。

　この章の内容は、2-4章の内容に基づいて記述されているために、事前に、2-4章を通読していただくことを推奨します。

5章の節のつながり

5章の構成

修養の生活

修養の生活とは、日常的におこなう「ひとつひとつの些細な行為」を通して、自覚して成長へ努めることです。非日常的に特殊な行為をおこなうのではなく、特定の場所でおこなうのでもなく、特定の期間だけおこなうのでもなく、これらの行為/場所/期間が必要でもありません。

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2024.06.24

幻想

幻想とは、物事/現象/他者の言動などの「外環境へ表現されている内容」を、ありのままに捉えようとせずに、瞬間瞬間の自己に都合の良い方向性へ置き換えて捉えることであり、不誠実さに基づく認識方法です。幻想による認識は、自由意志で「内省しない」ことを自覚的/無自覚的に選択しているためにおこなわれています。

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2024.06.23

誘惑

誘惑とは、物質の心によって造化された、利己性/自己中心性/欲望が、分霊の心がおこなう表現の造化へ干渉し、不誠実な行為を造化させることです。誘惑が、分霊の心へ、不誠実な表現を造化させるように促し、不誠実な習慣に基づく生き方を造り出すようにはたらきかけます。

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2024.06.21

固定観念 / 既成概念

固定観念/既成概念とは、分霊の心が有する経験の機能特性に保存されている無数の習慣の中で、特定の囚われを示す習慣を表しています。固定観念は、個々の個体に特有の囚われであり、個体の内面に起因して造り出され、一方で、既成概念は、共同体に特有の囚われであり、外環境に起因して造り出されます。

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2024.06.17

祈り / 瞑想

祈り/瞑想とは、高い程度の「愛の行為」をおこなえるようにするために、大霊へ支援/援助を求め、また、自己が支援/援助を受け入れられるように、同調する活動性の程度を高める目的でおこなう行為の総称です。祈り/瞑想は、特定の動作/作法のみを指しているのではありません。

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2024.06.21

愛の行為

愛の行為とは、「自己を自己以外/全体のために役立てたい」という思いに基づいておこなう、誠実な性質を有する行為の総称です。行為を外環境へ表現する/表現しないに関わらず、思考、閃き、直観、発言、行動、挙措、などの、あらゆる誠実な行為が含まれます。

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2024.06.23