人全体の構造

3章 人の構造 - 1節 人全体の構造

個々の記述の真実度: 999.3-1000
節全体の真実度: 1000
節全体の活動性: 1000

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人の外的構造/内的構造

  • (1000/1000) 人は、形体のある外的な構造と、形体のない内的な構造から構成されています
    • 形体のある外的な構造は、基本的には肉眼/霊眼で視ることができますが、一方で、形体のない内的な構造は、肉眼/霊眼で視えません
    • 有形界で生活する人は、外的な構造に、分霊、無形体、有形体、の3つと、内的な構造に、心、意識、精神、を有しています
    • 無形界で生活する人霊/天霊は、外的な構造に、分霊、無形体、の2つと、内的な構造に、心、意識、精神、を有していますが、有形体は有していません
    • 外的構造は、原素材の供給/貯蔵と、外環境からの表現の受け入れ、形体の活動を通した外環境への表現を担います
    • 内的構造は、外環境から受け入れた内容の認識/処理、外環境へ表現する内容の造化を担います
  • (1000/1000) 外的構造では、大霊から分割された分霊を無形体が内包し、無形体/有形体は涵養の糸で接続されて、個体としての外的構造のつながりを構成しています
    • 分霊の保有している原素材が、分霊から無形体へ供給され、更に、涵養の糸を通して、無形体から有形体へと供給されます
    • 無形体は、感受系、無象系、有象系、の機能系統を有しており、内的構造での表現の造化へ関与しています
    • 有形体は、4次元の領域に、物質の心、経絡系統、の2つと、3次元の領域に、運動器系、循環器系、神経系、内臓系、感覚器系、の機能系統を有しています
  • (1000/1000) 内的構造では、⼤霊に由来する「⼤霊の⼼」、分霊の内包する「分霊の⼼」、有形体の内包する「物質の⼼」、の3つの⼼のそれぞれが有する活動性を用いて、意識が精神で様々な表現を造化します
    • 無形界での生活には有形体を用いないために、有形体の内包する物質の心も有していません
    • 無形界では、大霊の心、分霊の心、の2つを有しています
    • 大霊の心/分霊の心/物質の心については、3章5節 心を参照してください
(1000/1000) 外的構造と内的構造
(1000/1000) 外的構造と内的構造
  • (1000/1000) この節の内容を含め、「3章 人の構造」では、有形体を用いて地上で生活している人へ焦点を向けて記述しています
    • 無形界で生活する霊は有形体を有していないために、有形体と物質の心に関連する内容が当てはまらない点に留意してください
    • 無形界で生活する霊の構造は、人の構造を参考に考察することで理解できるようになります

世界と人の構造

  • (1000/1000) 界層/次元から捉えた人の構造は、世界の構造と同様に、界層/次元のそれぞれで捉え方が異なる点に留意してください
    • 人の構造も、有形的認識ではなく、無形的認識で捉えることが、理解を促進します
  • (1000/1000) 界層/次元での捉え方は、地上での物事の捉え方と同様に、物的に捉えて理解しやすいのは界層から捉えた場合となります
    • 無形界での物事の捉え方で理解しやすいのは、次元から捉えた場合となります
    • これは、世界(有形界/無形界)の構造を理解する際も同様です
    • 霊の成長という観点からみれば、界層/次元での捉え方を相互に参照しながらも、次元での捉え方へ重点を置くことを推奨します

界層から捉えた人の構造

  • (1000/1000) 界層から捉えると、外的構造を構成する分霊/無形体/有形体は、すべて有形界にあります
    • 内的構造を構成する3つの心では、分霊の内包する分霊の心と有形体の内包する物質の心は有形界にありますが、大霊の心は無形界にあります
    • 内的構造を構成する意識/精神は、外的構造のすべてと、成長段階に相応する範囲の大霊の心を内包します
    • 大霊の心は、天精/地精が活動性を中継し、分霊の心/物質の心は、地精が活動性を中継して有形界の外環境/物体(有形体へ含む)へ作用させます
    • 天精/地精については、2章5節 無形界の住人を参照してください
(1000/1000) 界層から捉えた人の構造
(1000/1000) 界層から捉えた人の構造

次元から捉えた人の構造

  • (1000/1000) 次元から捉えると、外的構造を構成する分霊/無形体は無形界にありますが、有形体は有形界にあります
    • 内的構造を構成する3つの心では、⼤霊に由来する⼤霊の⼼と、分霊の内包する分霊の心は無形界にありますが、有形体の内包する物質の心は有形界にあります
    • 内的構造を構成する意識/精神は、外的構造のすべてと、成長段階に相応する範囲の大霊の心を内包します
    • 分霊の成長段階が4次元に属する場合には、大霊の心は、天精/地精が活動性を中継し、分霊の心/物質の心は、地精が活動性を中継して、有形界の外環境/物体(有形体へ含む)へ作用させます
  • (1000/1000) 地上での生活の間に分霊の成長段階が向上し、分霊の属する次元が上昇した場合には、無形体は分霊の属する次元から4次元までの範囲に縦断します
    • 分霊の成長段階が向上しても、有形体は常に3,4次元の範囲にあります
    • 分霊の成長段階が7次元に属する場合には、大霊の心/分霊の心は、5次元以上の範囲を天精が活動性を中継し、4次元の範囲を地精が中継して、有形界の外環境/物体(有形体へ含む)へ作用させます
    • 物質の心は、地精が活動性を中継して、有形界の外環境/物体(有形体へ含む)へ作用させます
    • なお、8次元以上の段階は、有形界を構成する4次元の範囲との乖離[かいり]が拡がり過ぎるために、分霊が無形体を通して有形体へ原素材を供給できなくなることから、地上での成長の上限は7次元までとなります
(1000/1000) 次元から捉えた人の構造
(1000/1000) 次元から捉えた人の構造

界層/次元による捉え方のつながり

  • (1000/1000) 界層による捉え方も、次元による捉え方も、無限に続く活動性の範囲を適宜に区切り表しています
    • 界層による捉え方では、有形界/無形界で重複する活動性の範囲があります
    • 次元による捉え方では、有形界/無形界で重複する活動性の範囲がありません
    • 界層/次元から捉えた有形界/無形界の構造については、2章1節 世界全体の構造を参照してください
  • (1000/1000) 界層は、有形体/無形体などの外的な構造(形体)を基点として捉えています
    • 界層による捉え方は、次元による捉え方を土台としています
  • (1000/1000) 次元は、意識/精神などの内的な構造(認識)を基点として捉えています
    • 外的な形体は、内的構造で造化された表現に基づいて造化/維持されているために、次元による捉え方が本質的な捉え方となります
(1000/1000) 界層/次元の外的構造/内的構造が属する界の比較
(1000/1000) 界層/次元の外的構造/内的構造が属する界の比較

外環境の認識

  • (1000/1000) 外環境の認識は、外環境の表現を、外的構造の活動を通して受け入れ、受け入れた内容に基づいて内的構造で表現を造化することで成されます
    • 有形界で外環境を認識する場合には下記の順序でおこなわれます
    • 外環境へ表現されている無形的な内容は、無形体を通して受け入れることができ、受け入れた内容を認識したうえで、認識した内容に基づいて、精神で無形的な表現を造化します
    • 外環境へ表現されている有形的な内容は、無形体を通して受け入れることができ、受け入れた内容を認識したうえで、認識した内容に基づいて、精神で有形的な表現を造化します
    • 外環境の表現を、無形体を通して受け入れる場合には、精霊による活動性の中継/変換/作用はおこなわれないために、無形体の有する原素材が消費されません
    • 外環境へ表現されている有形的な内容は、有形体を通しても受け入れることができ、精霊が活動性を有形的な作用力(磁気的作用力)へと変換し、有形体の有する原素材を消費して有形体へ作用させ、視る/聴く/触る/味わう/嗅ぐなどの活動をおこない、有形体の活動を通して有形的な内容を受け入れ、受け入れた内容を認識したうえで、認識した内容に基づいて、精神で有形的な表現を造化します
    • 認識した内容に基づいて、精神で表現を造化する際には、意識が、精神で3つの心の有する活動性を原素材へ与えて「有形的/無形的な表現」を造化します
(1000/1000) 外環境を認識する流れ
(1000/1000) 外環境を認識する流れ

外環境への表現

  • (1000/1000) 外環境への表現は、内的構造で造化した表現を、外的構造の活動を通して外環境へと表現されることで成されます
    • 有形界で外環境へ表現する場合には下記の順序でおこなわれます
    • 意識が、精神で3つの心の有する活動性を原素材へ与えて無形的な表現を造化します
    • 無形的な表現は、無形体を通して直接に相手へ精神伝達で伝えることができ、精神伝達では精霊による活動性の中継/変換/作用はおこなわれないために、無形体の有する原素材が消費されません
    • 無形的な表現は、有形的な表現へと変換したうえで、無形体を通して外環境へ表現することができ、精霊が活動性を無形的な作用力へと変換し、無形体の有する原素材を消費して無形体へ作用させ、有形的な表現を無形体の活動として外環境へ表現します
    • 有形的な表現は、有形体を通しても外環境へ表現することができ、精霊が活動性を有形的な作用力(磁気的作用力)へと変換し、有形体の有する原素材を消費して有形体へ作用させ、発言/行動などの活動をおこない、有形的な表現を有形体の活動として外環境へ表現します
    • 精神伝達については、2章6節 無形界の生活 #話すを参照してください
(1000/1000) 外環境へ表現する流れ
(1000/1000) 外環境へ表現する流れ

至言の紹介

(1000/1000)「瀞沁」
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自己が個体と信じているものは
実際には個体ではないのです
独立した個として存在しているものは
世界には何ひとつありません
個として存在しているという幻想が
利己的/自己中心的な行為を際限なく
生み出しているのです
そして
個として存在していないからこそ
お互いが、お互いのために
自己を役立てることができるのです

質疑応答

  • それぞれの質問文を押すと、応答文が表示/非表示されます
    • すべての応答文を一括して開くには、「すべての質疑応答を開く」ボタンを押してください
    • すべての応答文を一括して閉じるには、「すべての質疑応答を閉じる」ボタンを押してください

(1000/1000)

 有形界/無形界に関わらず、分霊(人)は誰もが霊媒としての機能を潜在的に有しています。霊媒は、一部の者たちだけが有している特殊な人体構造や能力ではない点に留意してください。霊媒とは、霊の活動を媒介(中継/変換)することであり、ある段階(ある活動性の程度)でおこなわれる霊の活動を相対的に低い段階(低い活動性の程度)での活動へと中継/変換する場合と、有形的/無形的な霊の活動を物的な活動へと変換する場合が含まれます。

 無形界で生活する分霊は、高い段階での霊の活動を低い段階での活動へと中継/変換することができ、一方で、有形界(地上)で生活する人は、有形的/無形的な霊の活動を物的な活動へと変換することができます。誰もが霊媒としての機能を潜在的に有していることは、地上では、人が天使たちから送られてくる無形的な印象を受信し、印象の内容を閃きとして精神で造化して、更に、閃きの内容を発言/行動などの物的な活動を通して外環境へと表現できる状況に表されています。もしも、霊媒としての機能を潜在的に有していないのならば、印象を受信することも、自己の精神で造化した有形的/無形的な表現を外環境へ物的に表現することもできません。加えて、地獄者/地縛者たちが人へ憑依できるのも、誰もが霊媒としての機能を潜在的に有しているためといえます。

 誰もが霊媒としての機能を潜在的に有しており、自己の有している霊媒としての機能を自身の活動に活用しているものの、他者からも自己の有している霊媒としての機能を扱えるようにするには、自己の個性に「ある種の方向性」を有している必要があります。この方向性には、成長の程度、固定観念/既成概念などの囚われの有無/程度、知識の有無/程度、誠実/不誠実な生き方、などは関係していません。なお、ある種の方向性を個性に有しているのが優れているのでもなく、劣っているのでもありません。ある種の方向性は、個性にみられる無数の方向性の「ひとつの方向性」に過ぎないのです。

 巫女、口寄せ、神憑け、イタコ、チャネラー、などを含む、地上で「霊媒」と呼ばれている人たちは、ある種の方向性を個性に有している者であり、無形界から有形界への直接通信をおこなう役割を担っています。この役割は、本人が地上での生活を始める前に、事前に決めた地上での役割のひとつです。なお、現在の地上では、巫女、口寄せ、神憑け、イタコ、チャネラー、などを含め、「霊媒」と呼ばれている人たちの中で、実際に「ある種の個性の方向性」を有している者(本物の霊媒)の人数は、おおよそ22%となります。他の78%は「ある種の個性の方向性」を有しておらず、自覚して自身は霊媒だと偽称しているか、あるいは、地獄者/地縛者たちに憑依されて自身は自覚できるものの自覚なく霊媒だと思い込まされています。

 一方で、誰もがおこなう日常的な印象の受信による閃きとは別に、ある目的に基づいて送信された特定の内容を有する印象を受信して、閃きへと変換し、文字/言語/発言/行動などで外環境へと表現する霊媒もいます。これは、主に覚醒者を通しておこなわれる間接通信となり、ある種の方向性を個性に有している必要はなく誰でもおこなえますが、印象を鮮明に受信し、印象を高い程度で文字/言語/図表/図像などへ変換するためには、高い活動性の程度へ同調している必要があります。なお、間接通信をおこなう霊媒は、地上では「霊媒」と呼ばれていません。直接通信/間接通信については、2章7節 無形界の仕事 #質疑応答の「スピリチュアリズムと呼ばれているはたらきかけは、地上へ帯同しておこなわれているのですか?」、また、4章4節 覚醒 #質疑応答の「覚醒者は、無形界から、どのように道具として用いられるのですか?」も参考にしてください。

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