外的構造

3章 人の構造 - 2節 外的構造

個々の記述の真実度: 999.3-1000
節全体の真実度: 1000
節全体の活動性: 1000

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外的構造の構成

  • (1000/1000) 霊の本質は、分霊を中核とする内的構造であり、外的構造は、内的構造を補助する道具です
    • 分霊、無形体、有形体、で構成される外的構造は、内的構造へ原素材を供給するために、また、内的構造で造化された表現を外環境へ表現し、外環境の表現を受け入れるためにあります
    • 分霊は、造化に必要な原素材を供給するという観点から捉えると外的構造に含まれますが、個体としての本質であり造化を担う中核でもあるために、内的構造にも含まれる点に留意してください
    • 無形界では、分霊(自己)が、自身の生命を用いて造化した無形体を生活へ使用しており、無形体を通した活動にも自身の生命を用いています
    • 有形界では、無形界の有形体を造化する担当者が造化した有形体を、地上の生活で使用しており、分霊(自己)は、無形体を通した活動と、有形体の維持/活動へ自身の生命を用いています
    • 有形界では、無形体/有形体の2つの体を同時に使用しています
    • 生命については、2章2節 大霊を参照してください
(1000/1000) 外的構造のつながり
(1000/1000) 外的構造のつながり
  • (1000/1000) 外的構造は、基本的に肉眼/霊眼で視認できます
    • ただし、分霊は、外的構造を構成する基礎でもあり、同時に、内的構造の中核を成すものでもあるために、肉眼/霊眼では視えません
    • 無形体は、4次元以上で構成されており、造化されている形状によっては霊眼で視えますが、肉眼では視えません
    • 無形体が、有形的認識に基づいて、有形的な形状として造化されている場合には、人型/球状などの形体として霊眼で視えます
    • 無形体が、無形的認識に基づいて、無形的な形状として造化されている場合には、光/輝きなどの形体として霊眼で視える場合もあれば、一方で、意識そのものと呼べるような無形の形体として霊眼で視えない場合もあります
    • 有形体は、3,4次元で構成されており、3次元の側面は、肉眼で視えますが霊眼では視えず、4次元の側面は、霊眼で視えますが肉眼では視えません
(1000/1000) 肉眼/霊眼で視える外的構造
(1000/1000) 肉眼/霊眼で視える外的構造
  • (1000/1000) 意識が受ける感覚的な外的構造の位置関係は、地上の外環境へ最も近い位置に有形体の3次元の側面があり、次に、3次元の側面を後方から覆うように有形体の4次元の側面があり、更に、有形体の後上方に無形体があります
    • 外的構造の位置関係は、有形的認識に基づいて意識が感じ取る感覚であり、物的(物理的)な位置関係ではない点に留意してください
(1000/1000) 意識が受ける外的構造の位置関係
(1000/1000) 意識が受ける外的構造の位置関係

外的構造のはたらき

  • (1000/1000) 外的構造では、分霊から供給される原素材と、分霊の有する生命の活動性を用いて、無形体/有形体の活動を造り出しています
    • 無形体/有形体の活動を通して、内的構造で造化された表現を外環境へ表現し、また、外環境の表現を受け入れて内的構造へ送ります
    • 分霊の内包する分霊の心だけでなく、大霊の心/物質の心も活動性を有しており、大霊の心が有する活動性も無形体/有形体の活動へ用いられ、物質の心が有する活動性も有形体の活動へ用いられます
    • 分霊の有する生命の活動性は、無形体/有形体の活動を造り出す中核であり、大霊の心/物質の心が有する活動性は、分霊の造り出す活動を補助しています
    • 大霊の心が有する活動性は、天精/地精によって無形体へ中継され、活動性を無形的な作用力として作用させ、無形体を通して外環境へ表現する活動に用いられますが、常に用いられているのではなく、必要な場合にのみ用いられています
    • 同様に、大霊の心が有する活動性は、天精/地精によって無形体を経由して有形体へ中継され、活動性を有形的な作用力として作用させ、有形体を通して外環境へ表現する活動に用いられますが、常に用いられているのではなく、必要な場合にのみ用いられています
    • 物質の心が有する活動性は、地精によって有形体へ中継され、活動性を有形的な作用力として作用させ、有形体を通して外環境へ表現する活動と、有形体を通して外環境を認識する活動に用いられており、加えて、有形体の維持にも常に用いられています
    • 無形的な作用力については2章4節 無形界の構造 #無形的な作用力、有形的な作用力については2章3節 有形界の構造 #有形的な作用力を参照してください
  • (1000/1000) 精霊(天精/地精)は、心の有する活動性の中継/変換を担いますが、原素材の供給には関与しません
    • 原素材は、大霊から分霊へ、分霊から無形体へ、無形体から涵養の糸を通して有形体へ、自動的に供給されます
    • ただし、単位時間あたりに供給される量は、分霊の同調する活動性の程度や、疲労の程度によって変化します
    • 原素材の単位時間あたりの供給量については、4章5節 優位性を参照してください
  • (1000/1000) 無形体/有形体を通した活動では、活動の内容によって、精霊が活動性を中継/作用させる場合もあれば、精霊が関与しない場合もあります
    • 無形体は、自己の内面が外環境へ反映されている内面そのものであり、自己が原素材へ直接に活動性を与えて造化している体のために、体内の活動は「自己の内面の変化そのもの」を表しており、精霊は体内の活動へ活動性を中継/作用させていません
    • 無形体を通して外環境を認識する際には、自己が無形体の貯蔵する原素材へ直接に活動性を与えて外環境の表現を受け入れ認識しているために、精霊は活動性を中継/作用させていません
    • 無形体を通して外環境へ有形的に作用させる(外環境へ表現する)際には、外環境の変化をともなうために、精霊が無形体の貯蔵する原素材へ活動性を作用させて外環境を変化させます
    • 有形体は、自己が用いる道具(物体)であり、無形界の担当者が造化した体のために、体内の活動は「物体の変化」を表しており、精霊は体内の活動へ活動性を中継/作用させています
    • 有形体を通して外環境を認識する際には、物体の変化をともなうために、精霊が有形体の貯蔵する原素材へ活動性を作用させて外環境の表現を受け入れ認識しています
    • 有形体を通して外環境へ表現する際には、物体の変化をともなうために、精霊が有形体の貯蔵する原素材へ活動性を作用させて外環境へ表現しています
(1000/1000) 無形体/有形体の比較
(1000/1000) 無形体/有形体の比較

原素材の供給

  • (1000/1000) 個体が様々な造化に用いる原素材は、原素材の唯一の源である大霊から分霊へと供給されます
    • 分霊は、大霊から分割された霊であり、同時に、大霊(全体)を構成する個体でもあるために、原素材そのものである大霊と同様に、分霊も原素材そのものといえます
    • 大霊が、分霊へ供給する原素材の量を調節することはなく、分霊が常に満たされているように、絶え間なく原素材を供給しています
    • 大霊という水で満たされた大海の一部である分霊も、常に水で満たされている状況へ譬[たと]えられます
  • (1000/1000) 分霊の有する原素材は、無形体へと供給され、更に、無形体から涵養の糸を通して有形体へと供給されます
    • 分霊は、大霊から供給される原素材で常に満たされていますが、単位時間あたりに無形体へ供給できる量は、分霊の同調する活動性の程度で決定される「内的優位性」よって変化します
    • 加えて、無形体から有形体へ供給される原素材を、単位時間あたりに有形体が浸透できる量は、有形体の疲労の程度で決定される「外的優位性」によって変化します
    • 内的/外的優位性については、4章5節 優位性を参照してください
  • (1000/1000) 無形体/有形体は、分霊から供給される原素材の貯蔵庫としての役割をあわせもち、貯蔵している原素材を用いて、体を通した活動の造化をおこないます
    • 体を通した活動の状況によっては、原素材を短時間で大量に消費する場合もあり、分霊から体への供給が追いつかなくなっても、貯蔵分があるために、すぐに涸渇してしまうことはありません
    • 無形体の貯蔵する原素材は、無形体を通した外環境への表現活動と、内的構造での表現の造化へ用いられます
    • 有形体の貯蔵する原素材は、有形体の維持と、有形体を通した外環境への表現活動、有形体を通した外環境の認識活動へ用いられます
(1000/1000) 原素材の供給
(1000/1000) 原素材の供給
  • (1000/1000) 造化へと用いられる原素材の消費量は、無形体/有形体の活動の程度と、無形体/有形体の活動や内的構造で造化される表現へ付与される活動性の程度によって異なります
    • 無形体の活動の強度が大きいほどに、活動量が多いほどに、活動へ無形的な作用力を作用させる程度も高くなるために、無形体の貯蔵する原素材の消費量は増大します
    • 無形体の活動そのものへ付与される活動性の程度が高くなるほどに、無形体の貯蔵する原素材の消費量は増大します
    • 内的構造で造化される表現へ付与される活動性の程度が高いほどに、無形体の貯蔵する原素材の消費量は増大します
    • 有形体の活動の強度が大きいほどに、活動量が多いほどに、活動へ有形的な作用力を作用させる程度も高くなるために、有形体の貯蔵する原素材の消費量は増大します
    • 有形体の活動には、怪我/疾病からの回復、熱、食物の消化、などの有形体の維持に関連する内容も含まれています
    • 活動をおこなうための「無形的/有形的な作用力」と、活動そのものへ付与される「活動性の程度」は異なる点に留意してください
    • 有形体の活動そのものへ付与される活動性の程度が高くなるほどに、有形体の貯蔵する原素材の消費量は増大します
  • (1000/1000) 精神で表現を造化する際と、精霊が活動性を中継/変換して有形体/無形体へ作用させる際には、生命の活動性を与えるだけでなく、原素材も消費しています
    • 有形体を通して外環境へ表現する、また、外環境を認識するには、精霊が活動性を中継/変換して有形体という物体を変化させて活動するために、有形体の貯蔵する原素材を消費します
    • 無形体を通して外環境へ表現するには、精霊が活動性を中継/変換して無形体の形状を変化させて活動する場合は、無形体に貯蔵している原素材を消費しますが、一方で、精神伝達で伝える場合は、無形体の形状を変化させないために、無形体に貯蔵している原素材を消費しません
    • 無形体を通して外環境を認識するには、無形体の形状を変化させないために、無形体に貯蔵している原素材を消費しません
    • 外環境を認識する際も、外環境へ表現する際も、精霊が活動性を中継/変換して有形体/無形体の活動へ原素材を消費しても、原素材を消費しなくても、精神では表現の造化がおこなわれるために、表現の造化に無形体の貯蔵する原素材を消費しています
(1000/1000) 外環境の認識/外環境へ表現する際の原素材の消費
(1000/1000) 外環境の認識/外環境へ表現する際の原素材の消費
  • (1000/1000) 精神で生命の活動性を付与して表現を造化する際にも、精霊が活動性を中継/変換して有形的な作用力(磁気的作用力)や無形的な作用力を作用させる際にも、付与した活動性の程度、あるいは、作用させる有形的/無形的な作用力の程度に相応する原素材の量を消費します
    • 付与する活動性の程度や作用させる有形的/無形的な作用力の程度によって、必要とする原素材の量は異なり、活動性の程度や作用させる有形的/無形的な作用力の程度が高くなるほどに、消費する原素材の量も増大します
    • 付与する活動性の程度や作用させる有形的/無形的な作用力の程度に相応する量の原素材が不足しているのならば、その活動性/作用力の程度を付与/作用できません
    • 原素材が不足している場合には、現在に貯蔵している原素材の量に相応する活動性/作用力の程度で付与/作用されます
    • 付与する活動性の程度や作用させる有形的/無形的な作用力の程度に相応する量の原素材が充足している場合にのみ、その活動性/作用力の程度を付与/作用できます
    • 活動性(有形的/無形的な作用力を含む)と、原素材は、常に実体を造化するのに用いられ、実体を造化する以外の用途はありません
    • 精神で表現を造化するのも、有形体を維持するのも、有形体を動作させるのも、無形体の形状を変化させるのも、外環境へ表現するのも、全て造化です
(1000/1000) 活動性/作用力の程度と原素材の量
(1000/1000) 活動性/作用力の程度と原素材の量

外的構造を通した外環境の認識

  • (1000/1000) 無形体/有形体は、体を通して外環境の表現の内容を受け入れ、受け入れた内容を内的構造へと送ります
    • 外環境へ表現されている無数の表現は、有形的/無形的な形状と様々な活動性の程度を有しており、無形体/有形体を通して受け入れられる表現は異なります
    • 有形的な形状の表現は有形的認識に基づいて物的/有形的に受け入れ、無形的な形状の表現は無形的認識に基づいて無形的に受け入れます
    • 無形体/有形体を構成する次元の範囲内で、それぞれの体に相応する次元の範囲(活動性の程度)に表現されている表現を受け入れます
  • (1000/1000) 有形界では、有形体は3次元の範囲を有形的認識に基づいて物的に認識します
    • 成長段階に関わらず、有形体を通して、3次元の下端の程度から上端の程度までを物的に認識できます
    • 有形体では、3次元以上の範囲を有形的/無形的認識に基づいて有形的/無形的に認識できません
  • (1000/1000) 有形界では、無形体は4次元の範囲を有形的認識に基づいて有形的に認識し、また、無形的認識に基づいて無形的に認識し、加えて、5-7次元の範囲を無形的認識に基づいて無形的に認識します
    • 無形体を通して、4次元の範囲で、4次元の下端の程度から、個々の成長段階よりも僅かに高い程度の範囲までを有形的に認識できます
    • 同様に、無形体を通して、4-7次元の範囲で、4次元の下端の程度から、個々の成長段階よりも僅かに高い程度の範囲までを無形的に認識できます
    • 無形体では、3次元の範囲を有形的/無形的認識に基づいて有形的/無形的に認識できません
  • (1000/1000) 無形界では、無形体は4次元以上の範囲を有形的認識に基づいて有形的に認識し、また、無形的認識に基づいて無形的に認識します
    • 無形界で有形体は使用していません
    • 無形体を通して、4次元の下端の程度から、個々の成長段階よりも僅かに高い程度の範囲までを有形的/無形的に認識できます
(1000/1000) 無形体/有形体を通して認識できる範囲
(1000/1000) 無形体/有形体を通して認識できる範囲
  • (1000/1000) 無形体/有形体は、体を通して外環境の表現の内容を受け入れ、受け入れた内容を内的構造で認識するまでに、それぞれの体に貯蔵されている原素材を消費します
    • 有形体を通して物的に認識する場合には、外環境の表現を、有形体の感覚器から受け入れる際に、感覚器を活動させるために有形体の貯蔵する原素材を消費し、受け入れた内容を内的構造で認識した後に、精神で認識した内容を造化する際に、無形体の貯蔵する原素材を消費します
    • 無形体を通して有形的/無形的に認識する場合には、外環境の表現を、無形体から受け入れる際には原素材を消費せず、受け入れた内容を内的構造で認識した後に、精神で認識した内容を造化する際に、無形体の貯蔵する原素材を消費します
(1000/1000) 外環境の認識と原素材の消費
(1000/1000) 外環境の認識と原素材の消費

外的構造を通した外環境への表現

  • (1000/1000) 無形体/有形体は、内的構造で造化した表現を、体を通して外環境へ表現します
    • 内的構造で造化した表現は、有形的/無形的な形状と様々な活動性の程度を有しており、無形体/有形体を通して表現できる表現は異なります
    • 有形的な形状の表現は有形的認識に基づいて物的/有形的に表現し、無形的な形状の表現は無形的認識に基づいて無形的に表現します
    • 無形体/有形体を構成する次元の範囲内で、それぞれの体に相応する次元の範囲(活動性の程度)へ表現します
  • (1000/1000) 有形界では、有形体は3,4次元の範囲へ有形的認識に基づいて物的に表現します
    • 有形体を用いて外環境へ物的に表現する際には、3次元の範囲と4次元の範囲へ同時に表現しており、3次元の範囲と4次元の範囲へ別々に表現できるのではありません
    • 3次元の範囲では、成長段階に関わらず、有形体を通して、3次元の下端の程度から上端の程度までの範囲へ表現できます
    • 4次元の範囲では、有形体を通して、4次元の下端の程度から成長段階に相応する程度を上限とする範囲へ表現でき、もしも、5次元以上の成長段階の場合には、4次元の上端の程度までの範囲へ表現できます
    • 有形体では、3,4次元の範囲へ有形的認識に基づいて有形的に表現できず、また、無形的認識に基づいて無形的に表現できず、加えて、5次元以上の範囲へ有形的/無形的認識に基づいて表現できません
  • (1000/1000) 有形界では、無形体は4次元の範囲へ有形的認識に基づいて有形的に表現し、また、無形的認識に基づいて無形的に表現し、加えて、5-7次元の範囲へ無形的認識に基づいて無形的に表現します
    • 無形体を通して、4次元の範囲で、4次元の下端の程度から、個々の成長段階に相応する程度を上限とする範囲へ有形的に表現でき、もしも、5次元以上の成長段階の場合には、4次元の上端の程度までの範囲へ表現できます
    • 同様に、無形体を通して、4-7次元の範囲で、4次元の下端の程度から、個々の成長段階に相応する程度を上限とする範囲へ無形的に表現できます
    • 無形体では、3次元の範囲へ有形的/無形的認識に基づいて表現できず、また、5次元以上の範囲へ有形的に表現できません
  • (1000/1000) 無形界では、無形体は4次元以上の範囲へ有形的認識に基づいて有形的に表現し、また、無形的認識に基づいて無形的に表現します
    • 無形界で有形体は使用していません
    • 無形体を通して、4次元の下端の程度から、個々の成長段階に相応する程度を上限とする範囲へ有形的/無形的に表現できます
(1000/1000) 無形体/有形体を通して表現できる範囲
(1000/1000) 無形体/有形体を通して表現できる範囲
  • (1000/1000) 無形体/有形体は、内的構造で造化した表現を、体を通して外環境へ表現するまでに、それぞれの体に貯蔵されている原素材を消費します
    • 有形体を通して物的に表現する場合には、精神で表現を造化する際に、無形体の貯蔵する原素材を消費し、精神で造化した表現の内容を、有形体の動作(運動器)を通して表現するための「外環境へ有形的に表現する内容」として構築し直す際に、有形体の貯蔵する原素材を消費し、その後に、「外環境へ有形的に表現する内容」を有形体の動作を通して外環境へ表現する際に、有形体の貯蔵する原素材を消費します
    • 無形体を通して有形的に表現する場合には、精神で表現を造化する際に、無形体の貯蔵する原素材を消費し、精神で造化した表現の内容を、無形体の動作(形状の変化)を通して表現するための「外環境へ有形的に表現する内容」として構築し直す際に、無形体の貯蔵する原素材を消費し、その後に、「外環境へ有形的に表現する内容」を無形体の動作を通して外環境へ表現する際に、無形体の貯蔵する原素材を消費します
    • 無形体を通して無形的に表現する場合には、精神で表現を造化する際に、無形体の貯蔵する原素材を消費し、精神で造化した表現の内容そのままを、精神伝達で外環境へ表現するために、外環境へ表現する際に無形体の動作を必要としません
(1000/1000) 外環境への表現と原素材の消費
(1000/1000) 外環境への表現と原素材の消費

至言の紹介

(1000/1000)「瀞沁」
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あらゆる活動の源は常に自己の内にあり
何かをするために外へ求める必要はなく
また、外から得られるものはありません
明確な目的と強い意志が原動力となり
あらゆるものを生み出すことができるのです
そして、援助してくださる天使たちへの信頼が
独りでは思いもよらないほどに
素晴らしいものを生み出させてくれるのです

質疑応答

  • それぞれの質問文を押すと、応答文が表示/非表示されます
    • すべての応答文を一括して開くには、「すべての質疑応答を開く」ボタンを押してください
    • すべての応答文を一括して閉じるには、「すべての質疑応答を閉じる」ボタンを押してください

(1000/1000)

 外環境を認識する際に、外環境へ表現されている「表現という実体」を有形体/無形体を通して受け入れているのではなく、表現という実体に付与されている「様々な活動性の性質/程度」を受け入れています。表現に付与されている様々な活動性の性質/程度は、実体ではありません。

 表現という実体に付与されている様々な活動性の性質/程度を受け入れる状況は、電子的な記憶媒体に記録されている電子的な情報を読み取っていることへ譬[たと]えられます。DVD、ハードディスク、SDカード、などの電子的な記憶媒体には、動画/画像/音曲/文章などが直接に記録されているのではなく、電子的なON/OFFの情報(0と1の組み合わせで表される)で記録されており、電子的なON/OFFの情報を電子端末で読み取り変換することで、動画/画像/音曲/文章などの内容として現れます。

 外環境を認識する際には、外環境へ表現されている「表現という実体(電子的な記憶媒体に相当)」へ付与されている「様々な活動性の性質/程度(電子的なON/OFFの情報)」を、有形体/無形体を通して受け入れます。有形体/無形体が外環境から受け入れた「様々な活動性の性質/程度」で構成される内容を意識が認識することで、精神で表現という実体を造化します。精神で表現を造化する工程では、経験へ保存されている習慣、技術、認識方法、幻想の捉え方、などが活動性を与えるために、外環境の表現へ付与されている「様々な活動性の性質/程度」と、精神で造化した表現へ付与されている「様々な活動性の性質/程度」は同じではありません。両者の表現へ付与されている「様々な活動性の性質/程度」が同じではないことが、外環境の同じ物事、現象、出来事、他者の行為、などへ遭遇しても、個々によって認識する内容が異なる状況を表してもいます。外環境の同じ物事から個々によって認識する内容が異なることについては、2章1節 世界全体の構造も参考にしてください。

 逆の方向性として、外環境へ表現する際には、精神で造化した有形的な表現は、表現という実体に付与されている「様々な活動性の性質/程度」に基づき、有形体/無形体の動作(発話/行動/執筆/挙措/態度などを含む)を通して外環境へ有形的に表現する内容を造化します。この造化された「外環境へ有形的に表現する内容」は表現という実体であり、付与されている「様々な活動性の性質/程度」は、精神で造化した有形的な表現に付与されている「様々な活動性の性質/程度」と同じではありません。その後に、有形体/無形体の動作を通して外環境へ有形的に表現する内容が、体の動作を通して外環境へ表現されるために、有形体/無形体の動作を通して外環境へ有形的に表現する内容と、外環境へ表現された有形的な表現は、同じ表現であり、両者に付与されている「様々な活動性の性質/程度」も同じです。一方で、精神で造化した無形的な表現は、精神伝達で直接に外環境へ表現されるために、精神で造化した無形的な表現と、外環境へ表現された無形的な表現は、同じ表現であり、両者に付与されている「様々な活動性の性質/程度」も同じです。

(1000/1000) 外環境の表現と精神で造化する表現
(1000/1000) 外環境の表現と精神で造化する表現

 外環境を認識する際に、有形体/無形体を通して表現という実体を受け入れるのではなく、表現へ付与されている様々な活動性の性質/程度を受け入れていることは、有形体が食物/大気/太陽光という実体(物体)を受け入れているのではなく、これらに付与されている様々な性質/程度の活動性を受け入れている状況にもみられます。なお、食物は、食事を通して物的に有形体内へ摂り入れていますが、有形体という構造を物的に通過しているだけであり、食物へ付与されている様々な活動性の性質/程度を有形体へ受け入れているとは限りません。食物が消化/吸収される過程で、様々な活動性の性質/程度を有形体へ受け入れます。食物を摂取したものの未消化/未吸収であれば、様々な活動性の性質/程度は受け入れていないのです。食物/大気/太陽光から活動性を受け入れていることについては、3章5節 有形体を参照してください。

(1000/1000)

 「後光が差す」という表現の「光」とは、分霊の有する生命の活動性が放つ輝きを指しており、この表現は、意識が受ける感覚的な分霊/無形体/有形体の位置関係に由来しています。

 地上の外環境を前方とした場合には、有形体の3次元の側面、有形体の4次元の側面、無形体の順序で意識は位置関係を感じ取ります。この位置関係では、地上の外環境から個体を視た場合に、輝きを放つ分霊は無形体に内包されているために、最も後方に位置している点に留意してください。ただし、地上の生活では、分霊/無形体が放つ輝きを直接に視ることはできません。地上で、霊眼に視えている輝きは、分霊の有する生命の活動性を精霊が中継して活動性の程度を下げ、有形体へ作用させている有形的な作用力(磁気的作用力)の放つ輝きが視えています。

 有形的な作用力の放つ輝きが視え難い有形体の3次元の側面を包むようにして、有形的な作用力の放つ輝きが比較的に視えやすい有形体の4次元の側面があるために、外環境から個体を視ると、中央が暗く、周囲/後方へ輝きが拡がるように視えており、この状況が「後光」として表現されているのです。有形体の放つ輝きについては、3章5節 有形体 #有形体の輝きも参考にしてください。

 また、同調する活動性の程度が高くなる(生命の活動性の程度が高くなる)ほどに、分霊の放つ輝きは強くなり、誠実な生き方の程度も高くなります。同時に、有形体へ作用させている有形的な作用力の程度も高くなるために、地上では、「徳の高い生き方をしている者」へ「後光が差す」という表現が用いられています。

(1000/1000)

 この節の本編の記述では、言語での説明を容易にするために、「大霊から分霊へ供給する」という表現を用いていますが、正確には、大霊と分霊は不可分であり、分霊の原素材は、大霊の原素材そのものなのです。

 大霊という大海の水の中から、1滴として区切ったものが分霊であり、大海から1滴として取り出したものが分霊ではありません。大海を1滴として区切っても、大海のままなのです。そのため、無限の原素材そのものである大霊から区切られた分霊もまた、無限の原素材そのものです。

 大霊から分霊という器へ、原素材が供給されて器を満たしているのではないために、分霊の原素材が涸渇する状況はありません。

 ただし、原素材で満たされている分霊から、原素材が供給される無形体/有形体は、常に貯蔵量の上限まで満たされているとは限りません。無形体/有形体で原素材を消費する量が短時間に増大すると、無形体/有形体の貯蔵する原素材が涸渇し、無形体/有形体を通した活動が制限される場合もあります。

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